落書きコーナーに移動して落書き開始。

俺も書いてみたい、と言った隼人くんは隣で真剣な表情をしていた。

お互い書き終えて、一緒に取り出し口に回る。



カタン―・・

プリクラに写る隼人くんの笑顔にキュンとする。

ふと目に止まる、隼人くんが書いた落書き。



― 七海のことが大好き!! ―



ビックリして隼人くんを見ると

顔を見られまいと、そっぽを向いている。

隼人くんらしくて、愛おしくなった。

くいくいと袖をひっぱり、隼人くんの耳元に口を寄せる。



「私も、隼人が大好き!!」