「俺、七海のこと本気で好きになってる。」

驚いて隼人くんのほうを向くと、見えたのはあの優しい笑顔で。

次の瞬間、抱きしめられた。


顔が見たくて少しあごを上げるとぎゅっと目を閉じていた。

私はとってもあったかい気持ちになって隼人くんの胸に頬を押し付けた。




「朝からずっと今までのこと後悔してて。

もう愛想つかされたんじゃないんじゃないかって、心配だった。

よかった。七海で。お前なら信じられる。」

「私も、隼人くんのこと信じてる。」

「・・ありがと。」


ぐっと隼人くんの腕に力が入った。