「七海、強くなったなぁ。」

そう言って私の髪をわしゃわしゃと撫でる。



「隼人にその気持ちぶつけてみろよ。今の悲しい気持ちとか、隼人が1番だっていう気持ち。」

「うん・・・ありがとう」

「強くなったけど、泣き虫なところは変わってないなぁ」



泣いている私を見て、涼太はおかしそうに笑った。