涼太と、背の高い男の子が一人。


涼太が私達に気づいて手を上げると、一緒にいた男の子も振り返る。



その時、私の周りの空気が止まった気がした。


短くセットされた髪。

眉はすっと整えられていて。

切れ長の瞳は、私の視線を掴んで離さなかった。





それが隼人との出会いだった。