メトロノーム 【完】

「う・・んっ! うん!」

こくこくと頷きながら小さな声で返事をするのが精一杯。

「ありがと。大好きだよ。」



隼人は、いつものいたずらっこのような笑顔に戻り

私の唇にちゅっと音を立てて、キスをする。

私は隼人の頬に触れる。



目尻にたまった涙を人差し指でぬぐって「泣き虫。」と笑ってみせる。

「それは七海だろ。」

隼人は、まだ止まらない私の涙を見て少し舌を出す。