メトロノーム 【完】

里菜が言ってくれた言葉。

『七海も前に進まなきゃ』 



そうだよね。

隼人のことを忘れられないなら、忘れなくていい。



でも、そのことばっかり考えていられない。

隼人への想いは、胸の奥にしまって私は前に進まなきゃいけないんだ。





あっという間に夜になり、里菜の家を後にする。

好意に甘えて、家まで送ってもらうことにした私は、涼太と肩を並べて歩く。