「そっか。七海、辛かったね。

恋愛ってさ、信じることが1番大切だと思うんだ。
相手を信じてあげなきゃ、思いやることも、優しくなることもできないよね。

七海はよく決断できたと思うよ。

隼人くんが好きなら、好きでいていいし、泣きたかったら泣いたらいい。
今は心を休めて、ゆっくりしといたらいいよ。」

「うん・・ありがとう。」

「夏休みもあと3週間あるし!!遊びまくろう!
お兄ちゃんの友達でも紹介するし!!
とりあえず、明日はうちに集合ってことで。」



私を元気付けようと明るく言う里菜。

そんな里菜も夏休みに入る前、彼氏と別れて。

まだ立ち直れていなくて。

でも、自分のことより私のことを心配してくれる優しさが、とてもうれしかった。


「うん・・そうだね。」

なんだか元気がでてきた。

ありがとう、里菜。