「お、お母さん!!!!!」

あたしは、バタン!と大きな音をたてて、ドアを開けた。

でも…
そこにいたのは……


「おはようございます。あなた様が…優様…で、ございますね?」

ゅ、ゆ、

「優様ァ!?!?!?!?!?!?!?」


そう、そこにいたのは、黒い燕尾服を身にまとった…
一般にいう……

「あ、紹介遅れました。ワタクシ、今日からあなた様の執事指導させて頂く、山都 柚木と申します。どうぞ、宜しく。」


執事様、でした。