「じゃああたし、何をすればいいんですか? 料理だって人並みだし、 掃除もやったら部屋ぐちゃぐちゃになるし。 メイドにはむいてませんよ?」 「はい。お母様からだいたいのことは伺っていますよ?」 …まじかよ。 てか母さん、なんであたしを こんなところに預けようと決めたのさ? 知り合いいないじゃん…。 「さっきからお話していた事、 優さんの耳にはほとんど 入っていなかったらしいですね…。」 山都サンはまたため息を一つついた。