泣いていたのは、ビンに入ったジュースの女の子でした。 頭のフタがすごく固くてどんな食器でも開けれないのです。 ちいさな食器は彼女を見て何かを感じました。 「ぼくが開けてあげるよ」 ちいさな食器はそう言ってビンについたフタを取ろうとがんばります。 けど、固くてなかなか取れません。 でも、ちいさな食器はあきらめません。 顔を真っ赤にして、ふんばってフタを取ろうとしました。