夢(ほし)職人ムムとワガママな絵本



自分が何者かすら分からなくなったちいさな食器。


彼は全てを諦めて、自分なんて消えてしまえばいいと思うようになってしまいました。


そんなちいさな食器を見ていたお星さま。



キラキラひかるお星さまが言いました。



「そんな悲しい事言わないで。道に迷ったなら私が道を照らしてあげる。あなたが迷子にならないように」


キラキラと優しい光りが降り注ぎます。


不安だったちいさな食器の胸に優しく温かい火が灯ります。