男性がつぶやいた瞬間、天井がパッと明るくなり光とともに声が降り注ぎます。 『がんばって、ロベルト。もっと良い作品を書いておくれ。そうすれば、お金がたくさんもらえて楽ができるわ、がんばって』 「…くれ」 ロベルトと呼ばれた男性は耳を塞ぎました。 『ロベルト・モスコミュール、君の作品は素晴らしい! 素人なのにあんな作品が書けるなんて君は天才だ』 『すごいわね、一気に億万長者よ』