ナイフとフォークはお互いの顔を見て言いました。 「いいけど、君には無理だよ」 ナイフとフォークは言いました。 「やってみなきゃ分からないよ」 ちいさな食器は答えました。 そして、ナイフのようにステーキを切ろうとしました。 が、“は”がないため、切れません。 フォークのようにケーキを刺そうにも頭がトンガってないから刺せません。 「ほら、言ったとおり君にはできないよ」