「じゃかけるね…」
何度か呼び出しのコールがなった後に俊也が出た
「もしもし俊也?」
『藍李?ちょうどよかった。話したい事あったんだよね』
「藍李も用があるから電話したんだけど,先に言わせて」
いつもより,声のトーンを低くしてキレ気味口調で話をした
『えっ…あっうん』
藍李はキレると恐いってよく言われるから,我が演技力でいつも脅してる
俊也も言う事聞いた♪
「あんさ…別れてくんね?
俊也,美南の事好きらしいし,藍李はだった…過去形だから。あと,もう仕事で会えなくなる事増えるし,それに藍李超カッコイイ芸能人と付き合ってるから!」
なんて…ラストのはウソ!
『俺も言うつもりでいた。』
それくらい知ってる
「なら都合がいい」
『じゃ今までありがとう』
「あっ…あともうひとつ言いたい事があんだけど…」
『何?』
おっ!?
ラッキー♪
ラストの決め台詞
声のトーンをよりいっそう低くして…
「藍李男見る目なかった
あと,藍李は別れても後悔しない。でもアンタには後悔させてやるから。この言葉一生覚えとけよ。今から藍李によるアンタへの仕返しはスタートしてるから。そんだけ。じゃ」
ガチャ!
決め台詞を言った後に,一方的に電話を切った
「どうだった?」
「……さすが藍李…めっちゃカッコよかった」
「まぢ!?サンキュー」
そりゃあ藍李カッコ悪いの嫌いだもん(笑
「あっ!そろそろ時間だし行こっか?」
時計を見ると,約束の時間まであと15分ほどしかなかった
「そうだね!急ごっか
お邪魔しました!」
そして待ち合わせ場所に向かった

