「はるか……」
久美が抱きしめてくれている。
「そっか……やっぱりね。」
温かい手。
「私……高野が好きだよぉ………」
「うん……うん………」
一定のリズムで久美が私の背中をポンポンとたたく。
やっぱり……
私は高野のことが好きだったんだ……
でも……
「高野はもう……私のこと好きじゃないかもしれない……」
「なんでよ?」
だって……
昨日の帰りの光景と、さっきの光景が頭に浮かぶ。
「美沙のこと……好きになったかも………」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…