お昼休みになっちゃった。

「ユーナーちゃん。」


「はい。」
あぁやっぱし止めとけば良かった。


「行こっか?」
超笑顔だよ。


「あ、はい。」
だいぶ気の抜けた返事。

「すぐだからね。」
徒歩で5分くらいみたい。けど今のあたしには5分も長い。


「ねぇ。今さ。ユナちゃんは好きな人居るの?別れたばっかりだけど。」


最後の一言が余計ですけど。
「居ますよ。」


「居るんだ?好きな人。じゃあ別れたのはそれが原因?」


「いえ。」
ズバズバ聞く人だなぁ。

「聞き過ぎ?ごめんね。」

本当だよ。全く。
けど笑顔で
「いえ。いいですよ。」


「はい。着いたよ。」


「来てみたかったんですよねー。ココ。」
正直な気持ちだった。


ここら辺では女性に人気のある有機野菜を使うヘルシーな料理で有名なチェザーレってゆうお店。


「いらっしゃいませー」
明るい店内。あたし達は席に着いた。


ココ隼人が来たがってたなぁ。
また隼人のこと思ってる。


「ユナちゃん。
何にする?」


「えーと。ランチのAでお願いします。」

だいぶ王道に頼んでみた。今度は隼人と来たいなぁ。