Real進行形

途中カメラの音が聞こえたけど、そんなの関係なかった。

ただひたすらキスを交わす。


前と違うこと。
それは遊のキスが…攻撃的なことだった。

決して、優しくないわけじゃない。
でも触れるんじゃなくて吸われる。
そんなキス。

徐々に押し入って来る舌を拒む理由なんてない。
求められることがこんなにも嬉しい。


少し舌を絡めたところで撮影は終了。
落書きコーナーへと足を進める。


「…//」

「何回見ても、キスぷりって恥ずかしいな」

「ちゃっちゃと落書きしてしまお」


3分後…


「まだ落書き終わってなかったのに」

「しゃないな〜」


ウチらが使ったプリ機は、落書きが無制限じゃなかった。
だからまだ完成しないうちにタイムオーバーになってしまう。


「暇やな」

「彩夏達もまだやろうしねぇ」


そう言ってカーテンの隙間から彩夏達のプリ機を見る。
案の定、落書き中。


「あのプリ機、やたらと写真落書きあったよな」

「やな〜。それでこないだ遅なったし」

「そやったな」


言うなりよいしょって遊がウチの方に向き直った。