「お前、この本何?」
「…エロ本?」
「いや、聞かれても。笑」
ウチの部屋で涼はひたすら物を物色している。
ついには棚の扉まで開けて今に至る。
「一応隠してたのに…」
「一応なんや。ふ〜ん…女子のマンガってエロいよなぁ」
そのマンガをペラペラめくりながら喋る涼。
「いや、でも普通ちゃう?」
「そぅかぁ?」
まぁ涼は読んでないやろうな。
そういう面純粋やし。
涼が読んでる間、ウチは下からもってきたお茶を飲みながらくつろぐ。
しばらくすると、涼の手がピタッと止まる。
「あのさ…やっぱり、せぇへん?」
「何を?」
「挿れん?ってこと」
「…」
なんでいきなりそうなんねん。
さっき最後までいかなくて、実は内心ほっとしていた。
だからこのタイミングで言われるとは思ってなくて少し焦る。
それに、なんとなくやけど初エッチは涼の家っていうのがあっから余計に戸惑う。
「…嫌」
