さくらの季節



とうとう竜二が大阪へ帰る日が来た





南と海斗そして私の3人が新幹線のホームまで見送りに行った





「…さくら…落ち着いたら必ず逢いに来るから…」





「…さくら…毎日電話するから…」





目の前に‥手を伸ばせば届く所にいる竜二の声が遠くから聴こえてる感じで





何一つ言葉に出来ない私






南と海斗の前で竜二は私を抱き締めてキスをした





「海斗。南。さくらを頼むな」





この言葉を残して竜二の乗った新幹線は動き出した