さくらの季節



お店を出て吉野さんと別れ、私達は浅草へ向かった





浅草に着くと凄い人だった





はぐれたらそれぞれ寮に帰ろうってことにして皆で歩き出した





本当に歩くのも大変で竜二がはぐれないようしっかり手を握ってくれた





歩いてる人の波が一斉に止まりカウントダウンが始まった





…5・4・3・2・1




「明けましておめでとう」





あちらこちらから歓声があがる





私も隣にいる竜二に言った





こんな年越しも初体験




すごく感動して嬉しかった






お賽銭箱の所では頭の上に皆が投げてるお賽銭が飛んできてとこれまたびっくり初体験





私達も何とかお賽銭を投げお詣り





「竜二とずっと一緒にいられますように」





この時…私の願いはずっと続くと信じていた