目の前にさくら――――





久し振りにまともに見たさくらにドキドキしながら





言葉を待った





俺の心臓がどんどん煩くなる





「竜二…沢山待たせてしまってごめん…
私…竜二と一緒にいたい
竜二のことが好き…」




さくらの言葉に嬉しくて俺は抱き締めていた




「さくら…ありがとう」




それだけ言うと後は言葉にならなかった





自然と抱き締める腕に力が入いる