「あっ!あたし用事あったんだ...。
もう行くね?」

残酷にも...

あたしと殊輝の2人の時間は...

終わろうとしてた...。

「せっかく時間...
出来たのにな...。
じゃ...後でな?」

寂しそうな顔した殊輝に

手を振って...

あたしは、教室へ走った。

用事は、本当だけど...

まだ時間は、あった。

けど...

急いで離れないと...

まだ

あたしの中にある

嫌な予感が酷くなりそうで...

こんな予感...

当たってなんか欲しくないから...

これ以上...

考えたくなんかなかったから...

あたしは、急いだ。

それよりも...

長く一緒に居れば居るほど...

あんまり一緒に居られない
時間...

耐えられなくなるって思ったから...

どっちの気持ちが

大きいなんて分かんない...っ!

けど...

とにかく、あたしは...

急いだ。