その玉座は、アナタのものです。 その玉座は、アナタしか座れない。 アナタの為だけのもの。 たとえ誰も座らずに、朽ち果ててようと。 たとえ誰も触らずに、崩れていようと。 アナタ以外には座れない。 血に塗れようが、この玉座で休めるのはアナタのみ。 ほら。 ここで休んで。 今日も、誰も座らない玉座を風がなぜる。