「健君の荷物はすべて夏衣の 部屋のタンスにしまっといたからね、 これからよろしくね、健君…」 …え? 「何っお母さん、 この人ここに住むワケ!!!!?!」 私は大声を出した。 「そうよ。 婚約者なんだから当たり前でしょ??」 「しかも私の部屋って…ウソでしょっ?!」 「ホントよ?」 お母さんは 涼しげな顔をして言った。