すると瑠流チャンは『フッ』とあたし達を嘲笑うかのように、笑った。
「なかなか物分かりのいい子じゃない?
まぁ、そんな強気なこと言ってられるのも今のうちだけでしょうけど…」
瑠流チャン……
これが、この子の本性なの??
だけど、そうじゃなかったとしても負けない。
「じゃあ、勝負のルールを説明するわ。
一週間後、この学園でどちらがプリンセスに相応しいかを決める選挙をする、
一週間は自由に“何をしても”いいわよ?
ポスターを作るなり、握手会をしたり……
自分なりにポイントを稼ぐ。
そしたら後は、選挙の結果を待つだけね。
選挙当日は必ずメインルームに来る事。
……まぁこれくらいかしら?」
「分かった!」
「逃げないでよ?」
「そんなことする訳ないでしょう?」
「まぁそうね。
あ、でも一応言っておくわ。逃げたら強制的に失格となり、あたしがプリンセスになるから…」
「梨緒、こんなヤツに負けんなよ??」
そう言った湊を見る瑠流チャンは、一瞬悲しい表情を浮かべた気がした。
けれどそれは一瞬で、またさっきと同じ瑠流チャンに戻った。
「あと一つ。
あなたが負けたら、もうナイト達との関わりは一切無くなって、あたしに使えることになるから、よろしくね?
じゃあまた一週間後にお会いしましょう?」
「おい待てよ!!
何だよそれ!?
意味わかんねぇよ」
「やめておけ、湊」
暴れる湊を玲音が止めた。
あたし達四人は去ってゆく瑠流チャンの後ろ姿をじっと見つめていた……。


