コツン…コツン…
と、ヒールの音が響いた。
皆があたしの方を向く。
「あれって…プリンセス?」
「キレー…」
「ヤバくね?」
そんな言葉がいろんな方向から聞こえてきた。
「お待ちしておりました。プリンセス…」
最初の頃と同じように、葉瑠があたしに手を差しのべる。
あたしがその手を取ると、葉瑠があたしを引っ張って
「綺麗だよ、梨緒」
って耳元で言うんだ…。
「―――////」
葉瑠もタキシード姿でいつも以上に格好良かった。
そして、あたし達はパーティー会場へ移動した。
「最初はプリンセスとナイトからだよ、梨緒。」
緊張と葉瑠へのドキドキがごちゃ混ぜになって頭は真っ白。
「どうしよう…ちゃんと踊れるかな?」
「いざとなったら俺に任せて?
ちゃんとエスコートするから」
「―…うん!」
みぃと寮長はもうパーティー会場に来ていた。
「みぃーーー!!!」
「………え??誰!?!?」
あたしの変貌ぶりにみぃは気ずいてくれなかった。
ひどい…。
一応親友やって結構立つのに…!!


