――パシャ
朝から響く何かの音。
「――ん~…?」
何だろうこの音…。
「……???」
寝起きのアタシは頭が回らない。
でも一つだけ分かること。
それは、今アタシの目の前に湊が携帯を構えているってこと。
「ヤッタね♪梨緒の寝顔GET!!」
アタシの寝顔…?
まさかあの『パシャ』って音は……
「写メの音かぁぁぁ!!!」
アタシは布団から飛び起きた。
「てか何で湊があたしの部屋にいるのよぉ!!!」
ちゃんと鍵かったハズだし……。
「ん♪あの穴から入ってきた」
指の先には昨日湊があけた大きな穴。
そこからは湊の部屋が丸見えだ。
ヤバイ本とか散らばってそうだと思ってたのに、
意外と綺麗に整頓された部屋。
あ…今はそうじゃなくて……
「勝手に入って来るなんて不法侵入じゃん!!
訴えてやる~」
「ニヤリ♪訴えれるもんならな」
その笑みからは『訴えるならキスするぞ』と言う顔…。
悔しいぃ!!!
湊は勝ち誇ったように鼻で笑った。


