不意にあの頃の、転入したばかりの映像が頭に流れた。
何も知らずにこの学園に来て、プリンセスとか意味わかんないやつに選ばれて、三人のナイトといつも一緒にいた……
振り返れば、色んな思い出が蘇る。
たくさん泣いたし
たくさん笑った
気ずいたら、もう卒業間近。
こんなにも時間が早く感じたのは初めてだった気がする。
「楽しかったな」
湊も思い出していたのか、空を見ながら呟いた。
一年と言う限られた時間の中で、あたし達は何を得ただろう?
きっと得たものは、人それぞれ違ってその大きさも違う。
愛する事の大切さ、友達の温かさ、切っても切れない絆。


