「すみません。
コレ、俺のなんで」
―――…え?
「行くぞ」
「あ、湊?」
"俺の"って…
何様のつもりよ…
でも、やっぱ好きだ。
固く結んだ口が簡単に緩んでしまう。
簡単に心を奪ってしまう湊。
ずるい…卑怯だよ。
好きな声で
好きな顔で
好きな手で
そんな風にされたら……
もっと
もっと
好きになっちゃうよ?
もっと
好きを求めて我が儘になるよ?
「気を付けろよ」
「うん//」
「お前、可愛いから」
「油断すんなよ?
あと……」
「なに?」
「そんな笑顔見せんのは俺だけにしろ!」
アルバイトして、良かったかも?
「はぁい//」
それから湊はおでこに優しいキスをくれた。


