――ルルルル
「あれ?
緒方くん…ぢゃなくて光、携帯鳴ってる」
「あ、本当だ」
「もしもし?
――…え!?まぢかよ?
分かった!!」
電話に出た光るの表情はみるみるうちに変わってゆく。
「なに!?どうしたの?」
「下着泥棒出たらしい!!
こっちに向かってるって」
「えぇぇぇ!!!」
まぢ!?
本当に出たのー??
「梨緒、静かに!
気ずかれたら逃げるだろ?」
「うん!ごめん」
それから少ししたあと……
足音が聞こえた。
その先からは黒い人影が姿を現した。
「よし、アイツだな。
俺が捕まえてくるから梨緒は待ってろ!」
光は木のバットを手に持って、
下着泥棒が近くに来るのを待っていた。


