『遺言書』


一、会社「長谷川」は、篠宮和人に、そのすべてを相続させたい。社長として今後も引き続き、社員と共にがんばってもらいたい。


二、自宅及び、土地の権利は高沢みちるにすべてを相続させたい。私がいなくなった後も、今まで通りに守って欲しい。


三、本人が上記を望まない場合には、その後の処し方については、篠宮和人・高沢みちる両名に、その全権を委ねる。


四、遺言とはいえ私の勝手な望みである。
あくまでも二人の意志を尊重してほしい。


二人の幸せを切に願う。


長谷川忠臣