「…んまぁ、いいんじゃない?」
…はっ!?
「えっ…?」
「ごみ捨て俺の代わりにやってくれたら、今日のことは見逃してやるから。ホラ、君も。」
さくちゃんは、ハニカムと信に一つあたしに一つごみ袋を手渡した。
「んじゃ、よろしく〜♪」
さくちゃんは、急にご機嫌になるとスキップしながら去って行った。
「……なんなのよ。」
ちょっとビビッたあたしがバカみたいじゃない…っ!
「ねぇ、今の人…」
はっと我に返ると呆然と立ち尽くした信が口を開いた。
「えっ?あ、今の人はあたしの親友のさくちゃん!!」
慌てて信に続いて口を開くと信は
「親友??彼氏じゃないの?」
と目を見開いた。
えっ?彼氏??


