明るく “いいよ。気にしてないから” なんて、言おうと決めてたのに… やっぱり怒りをおさえることは出来なかった。 「…帰るね?」 静かに席を立ってえっちゃんに背を向けて歩き出した。 カランッ 「ありがとうございましたーッ!」 綺麗な声と共に店を出ていった。 「…おはよ。」 「えっ……?」 あたしの目の前に現れたのは… 「さくちゃん……?」 そう、さくちゃんだった……