「ねぇーッ君ッ!かわぃぃねー!」

えっ・・・・・なにいきなり...

ってかこの人だれー?!

「ほらぁ・・・お前が変なこと言うから困ってんだろー?」

「ごめんちゃぃ・・・。」

「悪かったな。俺は伊織八弥【イオリ・ヤヤ】。それでこいつが梶川操【カジカワ・ミサ
オ】。中学からのダチなんだ。まぁ馬鹿だけど、よろしくな...って...お前...。」

「え・・・?」

「いやなんでもねー...。」

伊織君...どうしたんだろう...。

でも梶川君、私のことかわいいってー///

しょっぱらから大成功ッ?!

「みんな席に着けー」

「「はぁーい」」

みんなが席に着く。

あたしの前は...梶川君か...。

なんか緊張しちゃう...。

顔はふつーにかっこいいし、

背は高めだし、

髪の毛だって肩らへんまであって...。

タイプっちゃータイプかも...//

「えっと・・・何ちゃん?」

「あ、私、咲羅ですッ...野上咲羅【ノガミ・サラ】!」

そうそう・・・私の苗字は野上。

野上家の次女です...。

お父さんは宇宙飛行士で、

お母さんはファッション誌を作ってる人。

まぁ・・・お嬢様かな...??

「咲羅ちゃんかー。咲羅って呼んでいい??」

「あ、うん。もちろんッ。」

「野上咲羅ー?!」

伊織君・・・??

「えッ・・・どうしたの急に・・・。」

「お前やッぱり...。おれと小学校一緒だったよなー??」

「へ...??」

え...それってどういうことー?!

伊織君と私は幼なじみなのー?!

「覚えてねーか??」

「え・・・」

「わかんねーかァ...」

ほんとに幼なじみなのー?

「え、なに?お前ら知り合い?」

梶川君が入ってくる。

「うん。」

伊織君がサラっと答える。

「そーなのォー?!」

あぁ...最悪...ダサダサの私がばれるかも...