この空間!二人っきりの密室!
お決まりだけど、妙に緊張する。

今までお互い会話が途切れたことなかったが、この箱に入った瞬間になぜだか無言にさせる不思議な力!

何分経ったかは定かでないが、観覧車がちょうど、一番高いところに差し掛かった時、
たくみは真嶋先輩に『好きです』声に出して言った!
真嶋先輩は、ニッコリして返した!

なに!これは、両思いの合図?
いやそんなわけがない

そうだ,年下だと思って、からかってる素振り?

そう思うと、なんだか腹がたって来た!

だから、口を膨らまして、怒ってると、
『Cawaii!』って、真嶋先輩が言った。
それを聞いて更に腹がたったが、怒りを通り越して、なんだか笑えて来て、二人は共に笑った。