月曜日
午前中は真嶋先輩に会えず、やっぱり今日は休んでいるのかな?と思い、学校の廊下を歩いていると、後ろから、
『(バシッ!)元気ぃっ!』

『痛てえッ』

『何ぃっ下向いてるのォ』

こっちの言うセリフをすべて言われたような感じで、言い返そうと、振り向いた瞬間

衝撃を食らった!
見ると、あまりにも様変わりした、真嶋先輩だった。
今までは、肩から下10センチはあったろう髪が、耳が出る位に短くなっていた。

長い髪の真嶋先輩も素敵だったが、今の真嶋先輩も更に素敵だった。

しかし、女の子は案外さっぱりしてるなぁ〜俺なら、1週間は立ち直らないのにと思った。

『今度の土曜日空いてる?私 遊園地に行きたいな!』

失恋した後なのに・・・
女の子は、積極的だなと思いながら、嬉しそうに、OKの返事している自分がいた。

遊園地かぁ〜、結構無邪気なとこあるんだ。
帰って遊園地の場所とプランを考えないとなぁ。

ってことで、本屋に直行。
俺ってボキャブラリーないよなぁって思った。

金曜日のこと、気にかかっていたけど、案外向こうは気にしてなかったんだ。
女は怖いって思った日であった。