――――― ―― どれ位時間が経ったか分からないけど、叔父さんも叔母さんも、私が落ち着くまで、ただ側にいてくれた。 「……彩夏。」 私の頭を撫でながら、叔父さんが囁く様に言った。 「………。」 「――全てを彩夏に伝えた方がいいと、今更だけど思った。だから、もうひとつ手紙を持ってくるから……読んでくれるかい?」 「……え、もうひとつ?」 「そうね、ちゃんと真実を知るべきよね…。」 隣にいた叔母さんも、そう言って頷いた。