さよならとその向こう側

「ちょっと彩夏〜。酷い顔。」


私のぐちゃぐちゃな顔を見て、笑ってたけど。



車を飛ばして慌てて駆け付けてくれて、嬉しかった。





「お腹は空いた?」


そう聞かれて初めて、お腹が鳴り出した。


「今空いた。」


笑いながら答えると、志乃はニッコリ笑って言った。


「じゃあ、特別奮発して、ウニのクリームソースパスタ作ってあげるよ!材料は揃ってるし。私の自信作だよん♪」



「本当に!?楽しみ♪」




それから、途中コンビニによってワインとケーキを買った。