赤い糸の繋がる先


どの位の時間が過ぎただろう。

俺は目を瞑り壁に背を預けたまま眠っていたらしい。
目を開けると眩しい陽射しが窓から射し込む。

俺は目線だけをゆっくりと時計に向けた。
時計の針はピッタリ八時を示していた。

俺の頭はその時計の針の示している時間を理解するまで数秒掛かったものの、やっと理解して俺はベッドから慌てて跳ね起きた。


「しまったー!完全に遅刻だ!!」


俺は独り叫ぶように言い半分諦めたようにベッドの上に落ちている携帯を取り上げた。

受信メールは二件と表示されていた。

そのメールは一つは藍華でもう一つは義樹だった。

俺はメールの内容を見ながら部屋を出て支度するためにまず洗面所に向かった。