「どうして持ってんの!?」 美姫が驚きながら聞いた。 「なんか、落ちてた。」 陸は、興味なさそうに、またアイスティーを飲みながら言った。 「じゃあ、ウソ告?」 私は、美姫に聞いてみた。 「ウソ告だったとしてもアイツは気をつけて。本当に…。何されるかわかんないから。」 「…うん。」 なぜか、美姫が震えていた。