「ばか、にやけんな。」 「もぉーっ!叩くことないじゃん!!」 私が頬をぷぅと膨らませて睨むと、顔を逸らしてきた。 「ちょっとぉ!なんで逸らすの!?」 私は、陸の肩を叩いてコッチを向かせようとした。 だけど、陸の力には適わなかった。