そんな時たま見せる笑顔も、一年後まではおあずけかぁ……







そんなことを思っていると、また涙が溢れ出てきそうで、グッとこらえた。











「雫、これ。」








そう呟いて、陸がカバンの中から小さな箱を取り出した。