『会いたくなったら、いつでも会える。』 「………」 『たった、3、4時間の距離じゃねぇかよ。寂しくなったら、朝でも夜でも、電話してこい。』 「…りく……っ…」 『いつでも、戻ってきてやる。』 「りくっ…!」 子供のように、わんわん泣いた。 電話から、うるさいくらいに私の声が響いていたハズなのに、陸は耳を離さずに、「大丈夫だから」。 そう言って、慰めてくれた。