「じゃあ、先生。ありがとうございました。」



「おぅ。気をつけて帰れよ。」







私たちは、応接室を出て、歩きはじめた。




「陸…、ありがとう。」


「……」


「竹田くんのお父さんって、分かったんだね。」



「……」


「陸、好きだよっ!!」





私は陸に抱きついた。