一つの不安を抱えたまま、私は家についた。 「ただいまぁ…」 「おかえりぃー!」 陽気なお母さんの声。 今は、そんな声にさえ、イライラする。 私は制服から、Tシャツにパーカーを羽織り、ショートパンツを履いた。 ---陸の、バカ。 なぜか、睡魔に襲われて眠りについた。