「はい、これ。ケーキ、作ってみた。」 「作ったんだ。買ったのかと思った。」 「い、いいから、早く開けてみて?」 あたしは、陸の手をケーキの箱に置いて、背中を叩いた。 「おお!!すごいじゃん」 「ほ、ほんと!?」 「うん、すげーうれしい。ありがとな。」 「どういたしまして!」