「…るせぇよ。」 「ま、とりあえず1週間頑張りなさいよ~!」 亜由美さんは、手をひらひらさせながら部屋を出て行った。 その後を、名残惜しそうに元希くんがついていった。 「元希くん、可愛いね」 「俺の弟だからな。」 「うわっ。何そのナルシ発言!」 「だってそうだろ?」 まあ、そうだけどね。 でも、結局は両親のおかげだけどね。