「秀也~!!」
真衣は声のトーンを上げて小走りで走って行った。
あたしはその後ろをのこのこ付いて行った。

「あれ~?秀也、また購買?」
真衣が秀也の手に持っているパンを見て言った。
「そうだよ~。」
「じゃ~あ、真衣がお弁当作ってあげる!!」
「まじで?さんきゅー!!」
秀也は満面の笑みで言った。

まったく、
やっぱりあたしは邪魔者じゃん。

「澪ちゃんヤッホ!」
秀也の隣にいた隆が言った。
「こんにちは。」
あたしは邪魔者な気がして、テンションが下がっていた。
「なんか元気ないね~。」
「隆君は何にも思わないの?」
あたしは脹れっ面で言った。
「何が?」
「だって、あたし達邪魔者じゃない?」
「俺も思ってた!」
隆は不満そうな顔で言った。
「でしょ!!空気読めない子みたい…。」
あたしはそう言って、ペットボトルのお茶を飲んだ。
満タンに入っていたお茶があたしの喉へと流れていった。
「じゃあさ~、2人で抜けますか?!」
「・・え?」
「俺ら邪魔者だしさ~。ここにいてもつまんねぇじゃん?」
「そうだけど…。」
きっと抜けたら、真衣怒るだろうな・・・。
「い~じゃん!行こうぜ!」
隆は強引にあたしの腕を引っ張った。
あたしもその場に居ずらくて、立ち上がった。
あたし達はラブラブな2人をおいて、屋上から去った。