だから百合子みたいなかわいいやつと噂されても全然嫌じゃない。嫌っていうやつはただの強がりか、照れ屋さんだな。
それに噂だけでホントはウソってわけでもない。幼稚園の頃なんと結婚の約束したのだ！
…まあ百合子自信なんとも思ってないんだろうがな。はあ。
そういうわけでまあ普通の幼なじみってわけでもねぇんだ。
｢ん～、まだ学校行く準備できてねんの？｣
｢まだ7時10分だろが。お前は早く迎えに来すぎなんだよ｣
こいつが迎えに来るのが早いのは高校からだ。理由は知らんが高校入ってから早くなってやがる。考えられる理由としては高校入ってから買った任○堂Ｗ○ｉかもしれん。毎朝ブンブン振り回して汗かきながらやっている。まあそれはないか。
アハハ。
｢だって早く来ないとＷ○ｉやる時間がなくなるじゃん！｣
勘が当たった。今日はさえてるな～。星座ランキングも今日は5位だったしついてるぞ。ふざけはこの程度でそろそろ身支度するとしよう。
俺の家には俺と俺の妹しか住んでない。親の片方（親父）は他界してしまってお母さんのほうは住み込みの寮で働いてらっしゃる。だからお母さんには感謝している。ありがとうママ。
｢へいっ！とぉ！せやっ！｣
あーうっせ。大声だしてゼル○の伝説をやりはじめた。用意も出来たし飯食お。
｢おーい有奈ー！｣
｢うーん今行くー｣
今呼んだのは妹の有奈（ありな）。俺は小学6年のこいつの分まで飯を用意してやってる。
｢あーゆりちゃんおはよ～！｣
｢ありなちゃん！おはよ！｣
｢おいおい有奈！早く食えよ！そいつと一緒になってハ○ラルの平和守ってんじゃねぇ！｣
そんなこんなで準備万端だ。さあ学校行くか。