21世紀人のカルテ 第二話

孤独死ってやつ。



もともとなんかの病気を患ってたんだけど、
誰かの世話になるのは嫌だからと頑なに病院にいくのを拒んでいたんだって。



「あそこの人は昔っからそうだったからねぇ・・。頑固っていうか、人間嫌いというか。最期まで人と関わるのが嫌だったんだねぇ」


世間話をしている近所の人の中で一番歳のいった女性が声高にそう言っていた。


でも、違う。

違うんだ。


ここに住んでいる人はアタシのくだらない話からマジな話まで聞いてくれたGさんなんだ。


ただ寂しい気持ちを紛らわすだけだったのかもしれない。


やることがないから退屈しのぎに相手をしてただけなのかもしれない。


でも、彼はアタシみたいな子供にちゃんと返事をしてくれたんだ。


アタシだけが知っている。

ここに住んでいた人は決して人間嫌いのおじいちゃんじゃなかったんだって。